10.国旗と祖国

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私は3年前体調の関係で退職するまで、ある地方都市の職員をしておりました。昨年末のある日、職務で折衝しました或る経験を家族に話しました。それはある組組織の代表との折衝でした。その方は本題の前にこのようなことを言われました。「日本には年間何日かの所謂旗日というのがある。今この町で何軒の家が国旗を揚げていると思うか」と尋ねる。考えあぐねていると「市街地内で10数件だけだった」と説明し、日本人は国と国旗を大切に思わなければならないと思わぬ指摘を聞かされました。

この話を聞き息子は、何故国旗を各家で揚げなければならないのか、その必要性が理解できないと申しました。それでも当の息子は、歴史にも関心を持ち、一昨年は鹿児島の知覧に赴き色々と勉強はしているのですが、恐らくは今日に至る偏狭的教育の片鱗がここに現れているのではと思われます。

お前は知覧にも行き特攻兵のことを勉強してきた。あの特攻兵は何のために自ら肉弾と化したのか、家族や日本を救うため敵に体当たりしたのだ。天皇は国民の象徴であるように、国旗は日本の象徴だ、国無くして勤めている会社もなければ生活もない、お前という自由意志を保障された個人も無い。他国の植民地と化し虐げられた民となるかもしれない。アメリカの一つの州ならばよいと思うかもしれないが、その保証すらどこにもない。国滅べば国旗なし、国旗は日本人全てが守らなければならない最も大事なものだと涙をにじませ私は訴えました。恐らく何かを感じてくれたでしょう。

私はライフワークとして歴史に関する図書を拝読しております。現在、「昭和の遺書(南の戦場から)」・「ホタル帰る」を続けて拝読しておりますが、この両書は兵士達の偽らざる心情と国に対する思いを綴ったもので、現代人が失った祖国愛を崇高な形で表現しており、涙なくして拝読できません。

この思いは、この涙はと自問自答しますがうまく表現できません。悲しさもあるでしょう。崇高な祖国愛と犠牲心、そしてこの時代に生まれた運命と決意に心から感謝する気持ちを涙で表現することしかできなかったのだと思います。

私は多くの人々がこれらの図書に接し、かつての日本人の心に触れ、過去の日本の歴史を問い直していただければと願い、素晴らしい日本人の精神が復活することを切望してやみません。 微力ながら機会ある度、歴史に関する会話を続けて生きたいと存じております。


11.御礼と感想

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歴史論争最前線」を毎日少しずつ読み進んでおります。このように立派なご 意見が無料で参照できる幸せをしみじみと感じております。杉本幹夫さん、有 り難うございます。心から御礼申し上げます。感謝の気持ちを込めて、感想を 申し上げます。

(1)「漆」を英語で japan と言う事は学生時代から知っていました。「何 故に japan なのか?」に付いて「漆工芸品が優れていたせいだ」程度の自説 回答で満足しておりましたが、まさに目から鱗が落ちる思いで作家・石原藤夫 氏の筆による「日本特許第1号を得た堀田瑞松」を読み、大変感激いたしまし た。

特に、知見や素材をどう生かし民生に活用するか(技術・文化)は、国民性や 地域性(自然環境、例えば気温と湿度、これは漆の良好な固化に重要な因子で あるらしい)に依存する事が「…、アメリカの塗装工の腕では塗装しにくいと いう問題などもあったらしい。」という記述から窺え、はっとさせられました。

この一文が、世代を引き継ぐ若者を奮い立たせる教材となることを、心ひそか に期待いたします。

(2)杉本幹夫氏の「日本支配三十六年/植民地朝鮮の研究/謝罪するいわれは何も ない」を読了しました。「第一章 搾取と奴隷化の実態」は、心有る日本人の 気持ちを代弁する当然の主張です。しかし、従来の論調は、唯「悪いこともし たが、良いことともした」と言うだけで、今ひとつコトリと腹の底に落ちる説 明に出会えませんでした。

「第二章 併合前の朝鮮」は、日本帝国が欧米列強と清国を向こうに回して、 なぜ朝鮮を併合せざるを得なかったかの必然性を鮮やかに説明しています。

当時の朝鮮の後進性および自力更生の困難さは、もっともっと強調されてしか るべきです。本来なら国家を牽引すべき選良たる官吏・両班が国家の寄生虫と 化し、国民の向上心を滅却してしまった。あの社会環境で、朝鮮国民にどんな 生きる希望があったでしょう。日本帝国はまさに救世主であったと言えるでし ょう。怠惰な国民を教導するにあたって、行き過ぎた点は多々在りましたが、 許される範囲内であった事を理解させるためには、この第二章、分けても「一 四人の外国人が見た併合時の朝鮮」は大変説得力があると思います。中学・高 校・大学の教科書で、この第二章・一に相当する記述があるのでしょうか。こ の知見を是非普及させ、正当な議論が展開される土壌として戴きたく切望いた します。マッケンジーの「朝鮮の悲劇」を除く三書は、平成十六年一月現在、 書店で購入出来る現在、ぜひ、新聞・雑誌の類いで第二章・一の内容を多くの 人に知って戴けるようにすべきだと思いました。この点、更なるご尽力を、伏 してお願い致します。

今後のご活躍を祈念しつつ、 有り難うございました。

■回答

お褒めいただき有り難うございます。 微力ながら今後も努力していきたいと思っています。

自由史観研究会理事 杉本幹夫


12.ナチスについて

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歴史についてどうしても知りたい事があるので質問させていただいてよろしいでしょうか? 学校の授業で「ナチスはなぜドイツで力をつけたのか」という課題を出され分からなくて困っています。 お教えいただければ幸いです。

■回答

本会のウェブサイトを訪ねてくださってありがとうございます。 私は本会の理事の1人で赤野といいます。 元高校教師です。

さて、学校で出された課題の答をそのまま回答することはできません。 課題(宿題)は難しくても自分の力で答を探し出してください。

あなたは中学生でしょうか。 それとも高校生でしょうか。 高校生ならば、この答えは世界史の教科書レベルの問題です。 教科書をよく読んでください。 見落としているはずです。 中学生ならば、 ちょっと難しいかもしれませんが、高校の世界史の教科書や参考書を読んでみてください。

当時の時代背景、敗戦後のドイツの様子などを読み取ることができれば、なぜ当時のドイツ人がヒトラーとナチスを応援したのか わかるはずです。

私たちは民主主義の世の中に生きています。 しかし民主主義とは誰でもが政治家になれるということでもあるのです。 ヒトラーは選挙で選ばれて独裁者になりました。 それは当時のドイツが民主主義だったからです。 しかも当時の憲法は、世界で最も民主的だといわれていたワイマール憲法でした。

ナチスドイツを考えるとき、民主主義の大切さと恐ろしさを考えてみてください。

直接答を教えてあげることはできませんが、これにこりずに歴史に興味を持って本会のウェブサイトも時々訪ねてください。

自由史観研究会理事 赤野達哉


13.歴史観について

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杉本さんの論文等を拝読しまったくそのとうりだと思いますが 現在の日本社会では正論が中々通用しないようです。自分も本当の近代アジア史を文献や現地において聞き取りしある程度自身を持った 歴史観がありますが 本当の事を日本社会で述べると冷ややかな目で見られる事が多いようです もちろん自分はそのような事は気にせず意見を述べていましたが 日本人の大多数の国民は洗脳されているようでいくら説明しても理解できないようです。これは村社会、島国による国民性ではないでしょうか 自分で物を考える能力に乏しいのだと 思いますがどうでしょう? 勿論戦後米国による占領政策によっての教育の仕方等もあると思いますが それだけではなく日本人の特性のように思われます。

 これはあくまでも個人的意見ですが 朝鮮(朝鮮民主主義共和国、大韓民国)や中国(中華人民共和国)が日本政府に因縁をつけてくるのは 交通事故の加害者に法外な金額を請求してくる暴力団の手口とよく似ているように思われます 長期にわたり粘り強く金銭を脅し取る手口によく似ているように思います。 日本政府は毅然とした態度で対処すればこのような問題は数十年まえに解決していたと思います。未だ過去の歴史観等を持ち出して国益につなげようとするような国は一時的には繁栄し利益を得れましょうが将来的には中々一等国8(G7,G8)の仲間入り難しいのではないでしょうか? 将来歴史がこれらを証明してくれると期待しています。

ps。  このような問題を解決できない日本政府を見限って 自分は南の国で世捨て人をたのしんでいます。

■回答

メール有り難うございます。

私は日本人は、自分でものを考える能力が乏しいとは思っていません。圧倒的なマルクス史観に染まり、真剣に考えようとせず、そんなものかと思っているだけだと思います。私の話には殆どの人が理解してくれています。その理由は私がナショナリズムを否定して、あくまで合理性を追求している事にあると思っています。

朝鮮や中国人の考えについては同感です。しかし彼らの歴史観の基礎には、日本の自虐派の歴史観があることを忘れてはなりません。 日本の世論の動向が、我々の歴史観に近づけば、自然に日本政府の姿勢も変わってくると思います。

自由史観研究会理事 赤野達哉