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■投稿
はじめまして。私は、アメリカの大学で学んでいるものです。
日本人であるのに日本のことを知らないのは恥ずかしい事だという
基本的なことをアメリカに来てから気がつき、現在日本史のクラスを
取っています。学期の最後にリサーチペーパーを提出しなければ
ならないのですが、以前から興味をもっていた東京裁判について書くことに
しました。資料を探すためにウェブで検索していた際に斎藤武夫先生の記事に
めぐり合い、非常に素晴らしい授業作りであると感銘をうけ、メールさせていただいた
次第です。
情報を一方的に与える前に子供にまず考えさせる。素晴らしいことだとおもいます。
私は歴史の先生に対しては苦い思い出があるので、斎藤先生の生徒たちが
うらやましいです。
中学のころ、歴史の時間に「黒い太陽」というタイトルだと思いますが
731部隊の残虐行為に対する内容のビデオを見せられました。あまりにも
悲惨な映像ばかりで、その後、昼食をたべれなくなってしまったクラスメートが
いたことを覚えています。私は大変ショックをうけ、祖父が戦争時、中国に
行っていたという話を聞いていいたものですから、帰宅後に母に問い詰めました。
日本人はあんなにひどいことしたのか、祖父はなにをしたのか、日本人はあんなことを
して恥ずかしくないのか、などだったと思います。
私の話を聞いたあと、母は「私は貴方の先生みたいに大学はでていないから
難しい事はいえないけれど、先生が教えている事が全て真実だと思うの?
何が真実かはあなた自身勉強して見極めなさい。」といいました。
そしてこうもいいました、「戦争という過酷な状況を経験していない貴方の先生が
日本人が悪い事をしたとなぜ簡単にいえるのか、お母さんは経験していないから
そんなに簡単に言い切ることはできない」と。
後に色々自分なりに読書などをして、私はあの先生の授業で学んではおらず、
ただただ一方的に情報を与えられていたのだと感じたのです。それも先生のもっていた
偏った史観をです。
それ以来歴史の授業はさっぱり面白くなく、先生の事も信用できなくなったのを
覚えています。先生も人間なのだから自分なりの考えをもっていて当然だとは
思います。しかし、人に何かを教える立場の人間が物事を客観的にとらえ
正確に伝えていく事ができなければ、生徒はわざわざ学校へ通わずとも
一方的に入ってくる情報を真実であると主観的な判断で受け入れていれば
いいのでは、とおもいます。
小学生、中学生に大切なのは考える力を養うことだとおもいます。
それがのちの人生においてどんなに大切か、大人になった時に気がついても
ちゃんとした学び方を知らなければどんなによい本を読んでも単なる暇つぶしの
小説と同じになってしまうからです。
これからもより良い授業作りを目指して頑張って下さい。
■回答
大変心強いお便りを頂きまして、感激致しました。
東京裁判をテーマとするリサーチペーパーを書かれるということですので一つ資料を提供させていただきたいと思います。ご存知かと思いますが、小堀桂一郎
先生(東京大学名誉教授)編著「東京裁判日本の弁明」という本が、講談社学術文庫から出ております。東京裁判そのものの批判とともに、裁判において弁護
側の主な反論、反証、並びに反証として出そうとしたのに却下された反証等が載っております。マッカーサーが帰国後、上院軍事外交合同委員会で、日本は自
衛のためにたった、と証言した議事録も載っています。この英訳本を、知り合いの人が、アメリカで自費出版しております。
小笠原様のアメリカの住所をお教え頂ければ、直ちにアメリカの知人より小笠原様に、この本を送付贈呈してもらうように取り計らいたいと思います。
自由史観研究会会員 水元 茂
■回答(2)
本会のウェブサイトをお訪ねくださってありがとうございます。
私は本会の理事の一人で赤野といいます。
元高校教師で現在LAに住んでいます。
お母さまが、あなたの先生が持っていたある種の偏見と無知に対して、本当の意味での教育をされていたこと、そしてあなたがそれを素直な心で受け止め、成長されたこと、お2人に対し心から敬服いたします。
ところでペーパーを書かれるときの参考文献を一つお知らせしたいと思います。
講談社学術文庫から『共同研究パル判決書』(上下巻)という本が出ています。
ISBN番号は、ISBN4−06−158623−8 C0130です。
ご承知の通り、ラダビノード・パル判事は、いわゆる東京裁判の判事の中でただ一人の国際法の専門家で、被告に対して全員無罪を自らの反対意見書に書いた人物です。
その反対意見書をまとめたものが本書です。
東京裁判について何かを書くならば国際法の観点は欠かせません。
専門家の視点で大日本帝国の「犯罪」がどのように写ったのか、是非確かめてください。
これからも本会は、あなたの歴史探求に力になれることと確信しています。
どうか時々websiteをお訪ねください。
また私にでも本会にでもお気軽にご質問ください。 自由史観研究会理事 赤野達哉
■投稿(2)
水元様、
例の御本、届きました。本当にありがとうございます。
早速読み始めておりますが、とても読みやすく、内容も
興味深いので他の勉強も忘れて集中してしまいそうです。
この本も参考にして頑張ってペーパーを完成させたいと
思います。
ありがとうございました。
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