3.朝鮮戦争の起源

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Bruce Cummingsの朝鮮戦争の起源という本があるのは ご存知でしょうか?volume1とvolume2があるのですが、 もし、それについての批判、感想のようなものがあったら お聞かせいただきたいと思っているのですが。 できたら、Volume2の1947−50ねんの方について お聞かせいただけたらと思っております。日本の書店に その本の翻訳版を注文したところ、在庫がなくて 出版社に問い合わせても、3ヶ月はかかるといっているので もし、杉本さんが以前にお読みになられたのならば、批判、感想を 言って頂けたら非常に、授業のプラスになると思います。

■回答

Bruce Cummingsの朝鮮戦争の起源という本については知りません。 しかしBruce Cummingsの「現代朝鮮の歴史」を読むと、彼は朝鮮戦争の原因は南側にあったと考えているようです。

この件については、A・V・トルクノフ著、下斗米伸夫・金成浩訳「朝鮮戦争の謎と真実」草思社2001年を推薦します。 この本を見ると原因は金日成の野望によるものだという事は明らかです。

当時は米軍の撤退が始まったこと、南の共産党の活発な活動、元々日本の統治下で北の工業化が進み、北のほうが国力が圧倒的に上だったことです。 金日成の目論見どおりあっという間に釜山の周辺を残して北朝鮮の支配下に入ったのです。

自由史観研究会理事 杉本幹夫


4.大東亜戦争とオーストラリア

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私は近いうちに、高校のホームステイ事業の一環でオーストラリアへと行くことになっている者なのですが 日豪関係史をたどっていくと、多くのウェブページや書籍などでは日本軍は捕虜に取った豪軍兵士に対し、 卑劣な虐待や満足な食料を与えなかった等等、「残酷な日本軍像」が描かれています。

私の聞いた話では、戦争の終盤、各地の捕虜収容所でも食料が手に入りにくくなり、 兵士がなんとか集めた野菜の中に牛蒡が入っていて、それを「木の根を食わされた」として元捕虜が訴えた、 という話は聞いたことがあります。

また、逆に米軍か豪軍か失念しましたが、捕虜になった日本兵は、捕虜収容所を設けてもらえず、 何もない(といっても本当に何もないかどうかは分かりませんが)無人島にある程度の人数でグループを作って住まわせ、 その中で階級の高いものに監督権を与え、寝泊りするところも、食料も自分たちで調達するよう命令され、 結果何もない無人島では生活が出来ず、その部隊は皆死んでしまったという話を聞きました。

そちらのサイトをとりあえず一通りあさってみましたが、オーストラリアとの出来事や摩擦に関する記述がなかったと思われました。

オーストラリアに行って、向こうの人々との間でまったく揉め事が起きないとは言い切れないと思い、 また、その弾みで「日本軍の責任」について追求されたときにしっかりとした反論、 もしくは議論ができればと思ったので、少しでも第二次大戦中の日豪関係について知識をいただければと思います。

つきましては、以下二点について見解をお願いします。
・日本軍兵士の豪軍(南アジア地域における米軍も)兵士への虐待
・連合国軍兵士の日本軍捕虜に対する扱い

■回答

ご質問は、日本軍とオーストラリア軍の捕虜の処遇についてのことですね。

一言で言うと、残酷なことはどちら側にもありました。ただ、日本側の言い分としては 、日本軍は自分たち自身がも餓えているような極限状態でした。また、オーストラリア 軍はそもそも日本兵をあまり捕虜にせずに殺すことが多かったようです。

理論武装するなら、リンドバークの日記の中にある文章がいいと思います。リンドバー クは有名人ですから。「人種偏見」ジョンWダワ―(TBSブリタニカ)という本も、 相手側の視点ですが、ご質問のあたりのことが書かれていて、とっかかりにはいいと思 います。まず、これを図書館で借りられるといいと思います。

戦争は残虐なものですが、日本側だけが一方的な悪だというのは嘘です。

逆にオーストラリアで、日本軍の特殊潜航艇の戦死者の勇敢さを称えたこととか、日本 のゼロ戦とオーストラリア軍のスピットファイアが堂々と戦いあったとか、そういうこ ともあります。戦争の話になったら相手国側の軍人の勇敢さを誉めるのも礼儀かもしれ ません。

自由史観研究会会員 渡辺 龍二


5.韓国人強制連行について

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14歳で韓国 慶尚南道から戦後引揚げてきた経験から強制連行はなかったと思いま す。

昭和13〜16年頃日本内地は戦争景気と人手不足の高賃金で朝鮮人青年の憧れの的 でした。だから日本への出稼ぎから故郷に錦を飾った青年は背広を着て自慢話をして 鼻高々でした。

しかし、むやみに渡航されると混乱を招くため面長(村長)の許可証 が必要でした。日本企業も朝鮮半島で求人募集したけれど中には、悪質な求人請負業 者がいて応募者をタコ部屋に送り込んで恨みを買い、戦後強制連行呼ばわりされたの ではないでしょうか。子供だったし秘密主義の戦時中で朝鮮全般の事情までは分かり ませんが。

■回答

貴重な体験のメール有難うございました。

おっしゃるとおり、昭和13〜16年頃は自由募集が解禁になり、一人の求人に対し、希望者が殺到した時代です。 しかし昭和17年になると朝鮮も人手不足になり、総督府で求人を各道に割り振り、道が市、面に割り振る官斡旋方式になりました。 更に昭和19年にはそれでも人集めが困難になり、徴用制に変わりました。 この官斡旋時期の後半が最も問題となる時期です。相当強引な説得が行われたようです。

しかし拉致のように身体を拘束されて所定の工場や、鉱山に連れて行かれた人はなかったと思います。 徴用について法的に強制されたから、強制連行だという人もいます。しかし徴用が強制連行なら、日本人は戦場に強制連行されたことになります。

強制連行という言葉は使う人により定義が皆違います。 北朝鮮など840万人強制連行したと言っています。 戦争中内地に引っ越した人はすべて強制連行だと言う人もいます。 経済的に引っ越さざるを得なかった人は、時期に関係なくすべて強制連行だという人もいます。 強制連行とは、定義の無い、日本を非難するための言葉です。

私は強制連行とは、身体を拘束されて所定の工場や、鉱山に連れて行かれた人と定義すべきだと思っていますので、強制連行はなかったと思っています。

自由史観研究会理事 杉本幹夫


6.貴HPにおける「アジアにおける大東亜戦争」について

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「教科書が教えない歴史」のHPを拝見を拝見致しました。私は数年前の「新しい 歴史教科書」騒動を契機に、戦前日本の対外(いわゆる内地以外との)関係史に 興味を抱いたものですが、貴方のHPを見て幾つか疑問に思った事があります。

貴方のHP内にある「Q&A」コーナーに「アジアにおける大東亜戦争」という項 目があります。そこでは、「教科書が教えない」アジア各国の日本観を、大東亜 戦争時の日本軍統治時代の出来事と共に紹介してありますが、紹介の仕方が偏っ た立場にあるのではないでしょうか?

というのは、これは常々思う事なのですが、支那事変も含めた大東亜戦争を肯定 的に捉える主張や文献では、東南アジアの特定の国々における日本の肯定的な面 (或いは肯定的意見)しか捉えない事が多く、逆に戦争を否定的に捉える主張や 文献も、中国や朝鮮(場合によってはフィリピンやシンガポールも含む)におけ る日本の否定的な面しか捉えないように感じるからです。

貴方のHPも、いわゆる「親日的で有名」な(日本に対し肯定的な意見を持つ人が 大勢を占める)東南アジア諸国については紹介しており、それはそれで貴重な情 報提供なのですが、大東亜戦争に関連した他のアジア諸国については紹介があり ません。大東亜戦争下では、既に記述のある4カ国以外にも、フィリピンや仏領 インドシナ3国、中華民国の汪兆銘政府や満州国・蒙古自治邦といった国・政府 が日本と関連して存在していましたし、東ティモールや南洋諸島も戦争に関連し ていました。

ですので、もし「アジアにおける大東亜戦争」という項目で「教科書が教えな い」アジア各国の日本観を紹介するのなら、大東亜戦争に関連した各地域の日本 観を、肯定的面・否定的面の両面併記したほうが説得力があるのではないでしょ うか?

幸い、中国の金文学氏のように、現地の人が抱いていた日本観を客観的に分析す る人もいます。HP冒頭にある「歴史事実は一つでもその評価は視点によって大き く変わること」を証明し、「タブーにとらわれず、教科書が教えない歴史の頁」 を構築していってほしいと思います。至らない文章ですみませんが、ご返答をよ ろしくお願いいたします。

■回答(A)

『大東亜戦争に関連した各地域の日本観を、肯定的面・否定的面の両面併記したほうが 説得力があるのではないでしょうか?』 とのことですが、

おっしゃるとおりと思います。ただ、従来はほとんどが戦前の日本については否定的な 面の情報ばかりであったので、日本人として肯定的な面を伝えることには意義があった し現在もあると思います。

『フィリピンや仏領インドシナ3国、中華民国の汪兆銘政府や満州国・蒙古自治邦とい った国・政府が日本と関連して存在していましたし、東ティモールや南洋諸島も戦争に 関連していました』

これもおっしゃるとおりかもしれませんが、『汪兆銘政府や満州国・蒙古自治邦』につ いては、中国の一部になってしまったので聞くことができません。『南洋諸島』につい ては、例えばパラオなどは戦前の日本の統治も評価する声もあるように思います。フィ リピンは、日本の統治というより戦場になって日本軍が敗北していった面が大きいかも しれません。自由主義史観研究会の杉本氏が「データから見た 日本統治下の台湾・朝 鮮プラスフィリピン」という本を書いています。

ただ、実際に日本の統治を経験された現地の方々は、かなり高齢なので今後は調査は難 しいかもしれません。例えば、インドネシアでも独立にかかわった八〇歳から九〇歳代 の方たちはかなり親日ですが、それ以下の年代の方たちは教科書や本で日本の否定的な 面をま学んでいたりして、必ずしも親日的とはいえないかもしれません。それは別の意 味で中国や韓国であっても同じであって、当時を実際に経験した人たちが少なくなった り第一線から退いて、反日が激しくなった面もあると思われます。

自由史観研究会会員 渡辺龍二

■回答(B)

ご投稿有難うございます。 ご指摘の点はごもっともなご意見と思います。私もそのようにしたいと思いますが、なんと言っても人手不足で何ともなりません。

我々のHPはすべてボランティアで運営しています。書いていただける人は数人に過ぎません。しかもすべて仕事の余暇です。私もボランティアで他に仕事を持っています。少しつ゛つ書き足していますが、書かねばならぬこと、書きたいことを書き終えるのは何年先になるか見通しがつきません。

自由史観研究会理事 杉本幹夫