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■投稿(1)
杉本様の論文・著書を読ませていただきました.
小学校の教員をしている者ですが,授業にしたいと考え,
旧植民地統治下の朝鮮・台湾について調べています.
おぼろげに,次のようなテーマで考えています.
「『植民地』と聞けば,一般に搾取,圧政という印象を持つ.しか
し,台湾,朝鮮においては,むしろメリットの方が大きかったのだ.
だから,朝鮮に対して卑屈にも厚顔にもなるべきではない.」
病気の激減と人口増加のグラフを見れば,
小学生にも一目瞭然と思うのですが,
大東亜戦争後と比較することにより,
いっそう際だつと考えました.
ただ,戦後の資料が見つけられません.
アドバイス頂ければ幸いと存じます.
■回答(1)
メール有り難うございます。
データから見た日本統治下の台湾・朝鮮プラス フィリピンは見て頂きましたでしょうか。
病気の減は功績に数えられると思いますが、人口の増だけでは幸福になったとは言えないと思います。
近年のアフリカ諸国を考えてみてください。
戦後の病気の統計は持ちません。図書館で探してみてください。
小学校の生徒のレベルが分かりませんので、何とも言えませんが、企業の合併との比較で考えさせるのは如何でしょうか。
銀行の合併などは比較的身近にあるように思いますが。
合併の利点は規模の利です。しかし負債を背負い込むことになります。又合併された会社の従業員が不満を持ち、サボタージュ・ストライキを行えば合併のメリットが出ますか。
台湾・朝鮮を併合した利益は何でしょう。世界の大国になりました。中国を見てください。大きな面積、人口の多さだけで世界の大国です。
更に朝鮮の場合はロシヤのリベンジに対する防衛です。地図を見てください。朝鮮半島が日本領かロシア領かで安心感は全く違います。
しかし日露開戦になり、朝鮮人に武器を持たせた時、その筒先が日本に向けられたら、何のために植民地にしたのか分かりません。
1+1=2ですが、1−1=0です。
だから日本は朝鮮を一生懸命統治したのです。
餌をけちった牛の乳は出ますか。愛情を持って育ててこそ良い乳が多量に出るのです。
従業員に働く意欲を与えてこそ、従業員が一生懸命働き、会社が儲かるのです。
植民地も同じで、日本人と一体化し、共に働いてこそ、併合した利益が出るのです。
搾取し、住民に嫌われては、万一の時筒先がどちらを向くか分かりません。しかし力を合わせて努力すれば、1+1が2どころか3にもなることがあるのです。
又植民地も20世紀にはいると、何処の国も、インフラの整備、教育の普及、独立運動対策で赤字です。今のアフリカ諸国を植民地にして利益が出ると思われますか。
授業の構想が纏まりましたら教えてください。私の所属する自由主義史観研究会は授業作りが一つの目的ですので。
自由史観研究会理事 杉本幹夫
■投稿(2)
返信ありがとうございます.
こんなに早く頂けるとは思いませんでした.
< データから見た日本統治下の台湾・朝鮮プラス フィリピンは見て頂きましたでしょうか。>
インターネットの書店では,品切れになっています.
「近現代史の授業改革8」は持っています.
< 病気の減は功績に数えられると思いますが、人口の増だけでは幸福になったとは言えないと思います。
近年のアフリカ諸国を考えてみてください。>
たしかにそうです.
南京事件後の人口増加から連想したのですが,不十分ですね.
生活向上の観点から3点選ぶとすると,こんなところかと思います.
1.病気の減
2.所得の増加
3.米の収量の増加
日本統治前後のソウルの写真(イザベラ・バード)を見せて,発電
所建設や鉄道敷設に触れようかと思います.
台湾の日月譚ダムや,水路まで入れると,広げすぎなので...
< 小学校の生徒のレベルが分かりませんので、何とも言えませんが、企業の合併との比較で考えさせるのは如何でしょうか。>
小学生には難しいかも知れません.
植民地から独立して,かえって不幸になった国との比較という視点
も考えています.
例えば香港とか.
■回答(2)
今日あちこち廻る間に私ならどのような授業をするか、考えてみました。
参考にしてください。
1.戦前の世界地図と現在の世界地図を並べて子供に感想を聞く。
2.台湾、樺太、朝鮮、南洋諸島、(満州)が何時、どのような理由で日本の領土になったか、確認する。
3.これだけ広大な面積を領有することによるメリットを考えさせる。ーー世界の大国としての発言力
4.その中でも特に朝鮮の重要性ーーロシアによる復讐戦に対する防波堤
5.デメリットは何か考えさせる。
これは実は植民地統治には金がかかると言うことです。これに気づく子はまず居ないでしょう。
台湾統治の始め、大変な反日運動で大変苦労しました。日露戦争の戦費獲得の目的もあり、1億円でフランスに売却しようという話もあったのです。 朝鮮統治についても初代統監・伊藤博文、第2代統監・曽祢荒助は直接統治には絶対反対でした。曽祢は日露戦争の時の大蔵大臣です。直接統治はお金がかかると言うのがその理由です。 それに対し、第3代統監の寺内正毅は直接統治を最も強く主張した人です。曽祢が胃ガンで倒れ、寺内が第3代統監になることにより、朝鮮併合が決定されたのです。
併合直後の1911年の総督府予算の半分近くが、日本の持ち出しです。日本政府からの補充金は終戦まで続きました。
餌をけちった牛の乳は出ますか。愛情を持って育ててこそ良い乳が多量に出るのです。
従業員に働く意欲を与えてこそ、従業員が一生懸命働き、会社が儲かるのです。
植民地も同じで、日本人と一体化し、共に働いてこそ、併合した利益が出るのです。
搾取し、住民に嫌われては、万一の時筒先がどちらを向くか分かりません。しかし力を合わせて努力すれば、1+1が2どころか3にもなることがあるのです。
又植民地も20世紀にはいると、何処の国も、インフラの整備、教育の普及、独立運動対策で赤字です。
今のアフリカ諸国を植民地にして利益が出ると思われますか。
(日本の最大の貢献は働く喜びを与えたことです。)
台湾が自立できるようになったのは、第4代総督児玉源太郎の下で、後藤新平が民政長官を勤めてからです。彼は元々は医者でした。衛生問題に力を入れました。暑いところは、農産物も良くでき、米が年2回もとれます。 その代わり、病原菌も繁殖しやすく、マラリアなど伝染病の多いところでした。彼の力で、伝染病は急速に減りました。又彼は古い5000円札の顔・新渡戸稲造を呼び、台湾に適した農業について研究させました。新渡戸は砂糖の栽培法を確立し、台湾発展の基礎を築きました。
又八田与一が設計した嘉南大しゅうを始め、各地で灌漑設備が整備され、米の二毛作が普及しました。(台湾の地図で嘉南大しゅうの受益面積を示す)。それに対し、同じ時期、アメリカに統治されたフィリピンでは、灌漑設備の整備が進まず、米の二毛作は普及しなかったのです。
朝鮮は寒い所ですので、農業はなかなか発展しませんでした。朝鮮発展の基礎を作ったのは、水力発電です。1930年代、鴨緑江の水力発電をベースに朝鮮の産業革命と言われる大発展を遂げました。(北朝鮮の国章を示す)
台湾の人は海南島との比較で、日本統治に感謝しています。しかし韓国の人は日本統治を非難しています。その原因は韓国には言論の自由がないからです。ーーここで金完燮の親日派の弁明Aの序文を紹介する。
時間があるようでしたら下記のようなことも話して欲しいと思います。
帰順を申し出たゲリラの頭目に会うため、後藤新平は自ら出かけ、忌憚なく話し合ったとのことです。
又朝鮮では3.1独立運動の後の裁判で、最高刑になった人で僅かに懲役3年であり、それも満期を待たず釈放し、徹底的に話し合い親日派にしたのです。
自由史観研究会理事 杉本幹夫
■投稿(3)
参考になります.
伊藤博文,後藤新平などの話は存じていましたが,
曽祢氏のことは存じませんでした.
まだ研究が不足しています.
ありがとうございました. |