1.南京大屠殺について I
よく、NET上の掲示板の議論を見ていると 虐殺をあった派の人からの反論で必ずあるのは 田中正明氏が松井大将の日記を改竄したから全て主張はでっち上げだという 意見がよく見うけられます。
自由主義史観研究会としてはどうお考えでしょうか?
自身はどっちが正しいのか揺れているところです。
自由史観 STAFF への MAIL 有り難うございました。
田中正明氏の松井大将日記改竄問題について、お答えさせていただきます。
結論的の申しますと、「松井大将日記改竄説」は朝日新聞がでっち上げたプロパガンダであり、田中さんの主張の当否とは全く関係がありません。なぜなら、田中さんは、「改竄」などしていませんし、そもそも「松井日記」は南京虐殺問題の重要ポイントにはなっていません。
田中さんの「松井大将日誌」には誤りが多いと言うことを指摘したのは、板倉由明氏でした。「歴史と人物」(昭和60年冬季号)で、草書体で読みにくい原文の判読に不正確なところがたくさんある、というもので、決していわゆる「改竄」したというものではありませんでした。ところがそれに朝日新聞が飛びつきました。当時本多勝一の南京事件報道を田中さんから厳しく批判され、それに答えられない状態でした。
何と田中さんが5回にわたって投書したものを1つも掲載しない(できない)という有様でした。そのとき、この板倉論文を知り、60年11月24・25日の2日間にわたり、各9段のスペースを使って「改竄」プロパガンダを繰り広げたのです。
ひどいもので、朝日の記者が、田中さんに取材に来たにも関わらず、その発言も載せず、文字通り一方的な言論暴力で、田中さんの「正論」を葬ろうとしたわけです。信じられないような話しですが事実です。このことは、田中さんの「南京事件の総括」に書かれておりますし、月刊「日本」にも文章が載っています。もしご希望でしたら、FAX番号をお知らせいただければコピーをお送りします。
どっちが正しいのか揺れている、ということですが、南京問題について、感情的に、何となくどっちが正しい、間違っている、といった見方をするのは、絶対に間違っていると思います。何がポイントで、どんな文献的、資料的な根拠があるのか、をよく確かめて判断すべきではないかと思います。ところで、「南京事件の徹底検証」(東中野修道著)、「ザ・レイプ・オブ・南京の研究」(藤岡信勝・東中野修道著)、「南京事件の総括」(田中正明著)は読まれましたでしょうか?特に前2書は、必須です。これを読まずして、感覚的に何を言っても余り意味があるとは思えません。
お読みになった上で、疑問の点があるようでしたら、徹底的にご質問ください。場合によっては、先生ご本人からお答えいただくことも考えております。

自由主義史研究会会員 茂木弘道


2.日本神話の本についての質問 (タイ国から)
日本の神話やおとぎ話に興味を持っています。(天照大神、弁慶、酒呑童子、一休さん、金太郎、桃太郎等) このような本を入手する方法を教えて下さいませんでしょうか。
English HomepageのBookstoreで紹介されている平泉澄著 "The Story of
 Japan" は冒頭に "The Founding of the Nation"や "The Age of the Gods, I & II"と言う章があり、神話についての記述が英語でなされています。

自由主義史観研究会会員 野口ひかる


3.南京虐殺について II
初めてメールいたします。
藤岡・東中野両先生の南京虐殺に対する活動をみて、心から応援している者です。外国の記者たちに対して、南京虐殺が嘘であると言う事を説明された際の記事を読みました。これからもこの様な活動を積極的に行って頂く様是非ともお願いいたします。
みなさんは当然ご存じでしょうが、当時の南京を映した「南京」と言うビデオが有りますよね。このビデオを見ると、便衣兵と一般市民を見分けるために「良民証」を配布している様子が映っていますよね。この良民証を受け取るために何万人もの南京市民が列をなしています。これを見れば当時の日本兵が、一般市民に対して不要な危害が加わらないように配慮していた事が分かります。他にも南京市民が沢山映っていますが、日本兵を恐れている様子は全くありません。そこで質問なのですが、これまでの活動でこのビデオを利用したことはあるのでしょうか?もし使った事が無いのでしたらこのビデオを外国人記者たちに見せるというのはどうでしょうか。著作権等の問題が有るのかもしれませんが、このビデオほど南京虐殺の誤解を解くのに良い資料は無いように思うのですが。例の東氏は、食料の補給が無く、略奪を行うしかなかった様なことを言っていますが、このビデオを見れば、大量の食料が補給されていた様子
も映っています。何か問題があって使えないのでしたら仕方有りませんが、映像のインパクトというのは非常に有効だと思います。是非ともご検討お願いいたします。
これからも頑張って下さい。
大変心強いお便り有り難うございます。おっしゃる通り映像の威力はすばらしいものがあります。
南京のビデオも講演会その他で何回か使っています。今後ともご支援の程宜しくお願いします。

自由主義史観研究会理事 杉本幹夫


4.杉原千畝のテレビ放映について

皆さま、すでにご存じかもしれませんが、今度の日曜日の9時から日本テレビ系で放映される『知ってるつもり?』では、杉原千畝とオスカー・シンドラーを扱うようです。『知ってるつもり?』は、周知のように杉原千畝を有名にした番組でもあります
が、古い学説である、政府に反抗した人道的外交官的な見方に終始したものでした。
今度の放映でも、おそらくそうした方向性で作られているのではないかと思いますが、放映前にあらかじめ、現在の学説を局側に教示することが必要ではないでしょうか?
大日本帝国政府自身が、ユダヤ人を保護しようとしたことは、今や明らかになっており、杉原氏はその方針に従ったまでのことであることはもっと日本人に知られるべきであります。
我々のホームページでも取り上げられていることでもあり、このまま坐して誤った放映を見送るのは本意ではありません。
収録も済んだことですが、まだ編集などは可能ではないでしょうか?せめて、テロップでも流してもらえるのではないでしょうか?一応、日本テレビにファックスを送るつもりでおりますが、皆さまにもご協力いただけたら、と思い、急ぎお知らせする次第です。
これが杞憂であればよいのですが、おそらく後で憤慨することになるものと懸念いたします。
ビザ発行に関して詳しいことをご存じの方、資料をお持ちの方は、どうぞ、日本テレビに一言、注意を促してみて下さい。
お忙しいなか、お時間を割いてしまい、申し訳ございませんが、未然に防止できるのであれば望外の喜びです。
それでは、お知らせまで。

日本テレビへのFAX

Subject: 緊急『知ってるつもり』担当の方へ
拝啓。来る14日の貴番組に関して、杞憂かもしれませんが、参考意見をお送りいたします。添付しました史料は、英語版で公開されている対ユダヤ政策要綱ですので、ご一読下さい。

『知ってるつもり』担当の方へ私は歴史的研究を通じて、日本とイスラエルの友好を進めようとしている学生団体の一人です。いまだ、マスコミで流されるユダヤ人に関する誤解や、謀略的報道を
目にするたびに、自分たちの力が足りないことを実感いたしてしまいます。
しかし、貴番組が以前、杉原千畝を扱い、日本のシンドラーとして紹介されたことは、ユダヤの人々と日本人の間に浅くはない関係があったことを世に知らしめて下さり、大変感謝しております。
その後、各地で開かれた命のビザの関する展示会場にも、イスラエルの学生とともに見学に行ったり、杉原の他にこうした人物を発掘したり、との研究活動をしてまいりました。
その結果、喜ぶべきことに、杉原千畝は、日本にたった一人しかいなかったのではないことが、明らかになりました。
当時の資料を読むと、日本政府自身が、外務大臣とともに杉原にユダヤ人保護を命じており、これに基づいて、あの感動的なビザの発行に結びついたのです。
それを知った杉原ファンの人にとっては少々がっかりかもしれません。頑固な政府に反抗した人道的外交官というイメージが、割り引かれてしまうからです。
実は私もその一人でした。杉原の物語に酔っていたところがあったからです。
しかし、イスラエルの友人は言いました。
「杉原が減点されるのは、残念に思うかもしれない。けれど、それ以上に当時の日本政府が我々を保護しようとしてくれていたこと、そちらが明らかになった方が、日本とイスラエルの友好にはよほど有益ではないか。」
あまり、軍人を評価するのは、今の時代難しいことですが、杉原よりも偉大だったのはむしろ関東軍の樋口季一郎少将で、日本政府が対ユダヤ要綱を出す以前に独断で満州に入国許可させたことは特記すべきで、樋口氏の名はイスラエル共和国のゴールデンブックに刻まれております。
杉原はユダヤ人保護を命ずる要綱が出たあとの行動ですから、政府の方針に沿ってビザを発行したのであり、換言すれば、杉原でなくとも、在リトアニアの外交官は同じことをしたであろうと思われるのです。
私は少々がっかりした気持ちから立ち直り、当時の日本政府を見直しました。戦前の政府のとった行動のすべてを肯定できるわけではありませんが、対ユダヤ人政策に関しては、よくぞ、やってくれたとの思いを抱いています。
そこで、杞憂であればよいのですが、今度の日曜日に貴番組で杉原千畝とオスカー・シンドラーを扱うと聞きました。
前記しましたように、残念ながら、ナチスドイツ政府のユダヤ人抹殺計画に反抗したシンドラーと、日本政府のユダヤ人保護政策に従ったまでの杉原とは、同列に論じることはできません。
樋口少将なら、その権利は多少あるかもしれませんが、あまり物語にはできないでしょう。
しかし、杉原自体が無名であった、以前の放映時には仕方ないにせよ、こうした歴史事実が史料によって明らかになった現在では、同じ路線、旧い学説での構成では学術的にも通らないと思います。
杉原を顕彰することがイコール日本政府の固陋さ、頑迷さをいたずらに植え付けるだけになってしまいますし、それが事実ならともかく、そうでないことがはっきりした現在、杉原の顕彰は「歴史的な誤報」となり、日々、研究者が努力している歴史学の進歩への冒涜となることを懸念いたします。
どうぞ、私たち日本とイスラエルの学生ががっかりしながら、そののち喜びに変わったこの新しい知見を、今度の番組では是非、反映して下さるようお願いいたします。
そうでなければ、私たちの学術的活動は、歴史研究は、まるで無意味なものとなってしまいますし、日本とイスラエルの友好を促進するためには、まったくなりません。
私たちの心配が、現実のものとならぬよう、願ってやみません。
それでは、当日の放送を楽しみにしております。

日本とイスラエルの友好を目指す大学生の会

I 様

今日の産経「正論」欄の岡崎さんの文章読みましたか?実は、私も聞いていたのですが、テレビ局から取材に来たにも関わらず、そのインタビューは載せないことになった、と言う連絡が岡崎さんの所に来たため、岡崎さんが大いに憤慨している、と言うことでした。ところが、一応インタビューは番組で取り上げられました。全体としては、未だ外務省は反対なのに杉原はそれに逆らってやった、と言うトーンを維持していましたが、岡崎さんの言葉によって、大分一方的ではなくなってきた、といえるかと思います。
これは、手前味噌かも知れませんが、I さんの呼びかけで、我々がFAX 攻勢を掛けたことが少なからず効いて、少なくとも岡崎さんの言葉くらい入れておかないとまずいことになる、とプロデューサー・ディレクターが思うようになったのではないかとも思います。わたしは、NHKスペシャルの「マネー革命」2、から6ページほどコピーを取って(レオ・メラメッドのこと)、あたかもNHKで言っていることと違うことを言おうというのか、とばかり送ってやりましたが、少しは心配になったかとも思っています。
とにかくやってみることですね。


自由主義史観研究会会員 茂木弘道


5.洋書のオンラインショップAmazon Com.を見ての感想
自由主義史観研究会スタッフの皆様
貴会、益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。私は姫路市在住の「つくる会」の会員です。
さて、洋書のオンラインショップで有名なAmazon com.で、日本史関連書のベストセラーを見てみると、売上第1位はご存じ『The Rape of Nanking』でした。その外にタイトルや書評から推測するに、日本の先の戦争での残虐行為を紹介していると思われる本がかなり上位を占めております。その中の一冊に『Hidden Horrors:Japanese War Crimes In World War II』 by Yuki Tanaka, et all(第12位)という本がありました。これは実は『知られざる戦争犯罪』田中利幸著(大月書店)の英訳版のようです。
このように日本の戦争犯罪を真偽の検証がなされないまま一方的に糾弾した本ばかりが書店に並んでいるのが現状のようで、その中には反日自虐史観で書かれた日本の本の翻訳版も含まれています。
問題は反日史観で偏向した書物だけしか外国人の目に触れていないということです。アメリカ人にとっては東京大空襲、広島・長崎原爆投下といった己の犯罪を相殺したいがためにこのような反日本が買われ、ビジネスとして成り立っていることも否めませんが、日本で出版されているバランスのとれた歴史書がほとんど翻訳されず、世界に向けて発信されていないのが非常に残念です。
このままでは、先の戦争での連合国の戦争犯罪をすべて日本が背負うことになってしまい、日本の威信・国益は著しく損なわれます。
貴研究会の皆様におきましては、正しい日本の歴史を世界へのどんどん発信していただきたく、皆様のこれからのご活躍に大いに期待しております。
情報とご声援有り難うございます。日本の自虐史観に則った歴史書のみが翻訳される事は全く困ったことだと思います。今後も努力していく積もりですが、マンパワーの不足によりなかなか思うようにいきません。今後ともご支援の程お願い申し上げます。

自由主義史研究会理事 杉本幹夫


6.戦後補償について
戦後補償についての質問ですが、これまで日本人の元軍人・軍属には45兆円の補償を行ってい、現在も年間約2兆円が当てられているという事実があります。
これに対し、旧植民地出身者の軍人・軍属にはほとんど補償は下りていません。日本が戦後アジア諸国に対して行った補償は、植民地の日本の在外資本を含めて約1兆円です。この差は何なのでしょうか。国籍を理由に補償を行っていないのは日本だけです。
アジアに対する補償は侵略戦争を行ったことへの謝罪も、法的な責任もとらずに経済援助の名目で行ったんですよね?戦後、日本をアジアにおける「反共の砦」とすることを迫られたアメリカは日本の再軍備が必要となりました。吉田茂はアメリカが日本の再軍備を求めてきた時、「戦後補償を行うから不可能」と答えたのに対し、アメリカは戦後補償を行わずに軍隊を創設するように求めたと聞いたのですが本当ですか。
投稿有り難うございます。ご質問について分かる範囲でお答えします。
まず戦後補償についての基本的に、個人補償ではなく、あくまで相手国との講和条約の中で処理するのが、筋だと思います。特に台湾の場合、蒋介石の頭越しに個人補償をしたら、補償を受けた旧日本兵は蒋介石政権に対し忠誠心を抱けるでしょうか。又韓国の場合でも特定の個人に日本並みの補償をしたら、反日的な李承晩はどのように感じたでしょうか。
敗戦国にとってすべての戦争被害を補償することは不可能です。第一次世界大戦でドイツに途方もない賠償金を課し、結局支払不能となったのみならず第2次世界大戦の原因となりました。その経験からアメリカ、イギリスは賠償を放棄してのです。
しかし旧日本軍捕虜に対しては何らかの償いをすべきであるとして、中立国に保有した日本及び日本人の資産を没収して補償したのです(サンフランシスコ条約16条)。金額は一人28,000円(当時のレートは1ポンド1千円)程度で少ないようですが、マークス寿子によれば、イギリスではイギリス国内の接収資産を加え、一人76ポンド補償したとのことです。これはほぼ18才の未熟練工1年分の報酬と等しかったそうです。
少ない賠償金をどのように配分するかは、賠償金を受け取る国に任せるのが筋でしょう。
台湾の場合では台湾はサンフランシスコ条約に入っていません。又既に本土の支配権は中共に奪われていました。又アメリカ、イギリスからの圧力もあり、賠償を放棄しました。蒋介石にとって敵国の兵士に対し補償する筈がありません。旧日本兵には大変可哀想な事となったのです。1985年彼らの訴えに対し、東京高裁は余りにも彼らが可哀想だとコメントし、1988年戦死者等に一人200万円の弔慰金が払われることになったのです。
一方韓国の場合は日本は韓国に対し、補償や謝罪をする必要を認めていませんでした。私もこのHPの歴史論争最前線で書いているように、細川首相以降の謝罪路線は間違っていると思っています。謝罪と補償を求める韓国との間で唯一合意に達したのは、徴用者等に対する未払い賃金や、旧軍人に対する補償等の各種請求権の存在です。これに対し日本は1961年の交渉で個人補償を提案しましたが、韓国は拒否したのです。そして日本に個人請求権として要求していた金額の僅か5%を個人補償し、残りは国土建設に使ったのです。このような経緯から、日韓基本条約では個人の請求権はいっさい放棄したことが明記され、韓国政府も新たな要求をしないのです。
旧日本兵に対する補償の少なさは私も可哀想だと思います。特に在日韓国人は韓国政府からも切り捨てられ、一切補償の対象とならなかったのです。彼らは韓国人であり続けるなら、韓国政府に救済を求めるべきでしょうし、さもなければ帰化して日本政府の救済を求めるべきでしょう。帰化すれば何らかの救済があるように思いますが、確認していません。
補償金額の問題では、単に合計値で比較する事は大変な間違いです。戦前の金本位制の時代は1ドル2円です。その後のインフレを考えても、日本が外国に残してきた資産の評価額は1ドル10円くらいで評価すべきです。又国家予算の規模で考えますと、終戦直後の予算は今の1000分の1以下です。従って日本が外国に残して、接収された1兆円といわれる資産は今の価値観に換算すると千兆円になります。
サンフランシスコ条約後各国との交渉がまとまってきた、昭和30年の国家予算は今の100分の1にもなりません。更に当時のレートは360円です。従ってフィリピンに対する賠償額5.5億ドル(約2000億円)は今の価値観では20兆円に相当する金額なのです。我々は苦しい財政の中必死にこの賠償を払ってきたのです。決して少ない金額だとは思いません。
よくドイツは個人補償しているが、日本はしていないと言われます。しかしドイ
ツは東西に分裂していたため、国家賠償をしていません。個人賠償もナチスの残虐行為に対するものだけで、一般の戦争被害者に対する補償交渉は始まったばかりです。
ナチスのユダヤ人虐殺、身体障害者の断種等の残虐行為には驚くばかりです。この残虐行為と日本の行為を同一視されてはたまったものではありません。
吉田茂の発言は知りませんが、当時の日本にとって賠償金の支払いは大変な負担だつたことは否定できないと思います。

自由主義史研究会理事 杉本幹夫

※会員・茂木弘道よりの回答は歴史論争最前線に記載します。
つたない文章に対し丁寧な返答ありがとうございました。