ネットと電波に乗る「自由主義史観」

藤岡信勝(自由主義史観研究会代表・拓殖大学教授)

電子版『教科書が教えない歴史』のリリース

自由主義史観研究会のメンバーの手になるシリーズ『教科書が教えない歴史』は、産経新聞の平成八年一月十五日からオピニオン面で連載が開始されました。単行本は、平成八年八月に第1巻が刊行されてたちまちベストセラーとなりました。次いで、第2巻から4巻までが翌年十月までに刊行され、全4巻で合計部数は百二十万部を超えました。また、この本を底本とした『マンガ版・教科書が教えない歴史』全3巻も発行されました。さらに、文庫版4冊が平成十一年から出版され、コンビニなどでも売られました。

こうした実績の上に立って、扶桑社では、この度、『教科書が教えない歴史』全4巻を電子書籍として読者に提供する企画を立て、自由主義史観研究会に提案して来られました。会としては、さらに新しい読者層に受け入れられるよい機会として、このご提案をありがたくお受けすることにしました。 主に想定される読者は、中学生、高校生で、歴史の予習、復習、発展学習などで利用していただければ、企画の趣旨が実現します。そのため、索引をつけてキーワードから関連する記事を検索できるようにしました。

販売する単位は、各巻のシリーズとなります。例えば、第1巻には、

 ・日本とアメリカ(12話)
 ・国づくりの設計(14話)
 ・勇気と友情の物語(17話)
 ・近代日本と戦争(17話)
 ・歴史を生きた女性たち(18話)

の五つのシリーズが入っており、そのなかにそれぞれ12〜18話が含まれています。読者は、インターネットを通じてアクセスし、シリーズ単位で購入してダウンロードして読みます。例えば、「勇気と友情の物語」を購入すれば、その中に入っている全17話を一挙に読むことができるわけです。一シリーズ当たりの定価は百円です。扶桑社文庫で第1巻を紙の本として購入すれば七百円かかりますが、同じ内容を電子書籍で購入すれば五百円ですむ計算になります。

また、私(藤岡)が文庫本4冊の巻末に新たに書き下ろした

 ・『教科書が教えない歴史』誕生  秘話1〜4巻

も独立の一シリーズとして、まとめて読むことができます。詳細な説明と、購入には、次の電子書籍販売サイトにアクセスして下さい。リリース開始は七月二十九日です。会員の皆様ご自身が試していただくほか、中学生、高校生などに勧めて下さい。ルビ付きですから、小学生でも読めると思います。

【PC、PDA向け電子書籍販売サイト】

 ・PDAbook (http://pdabook.jp/pdabook/)
 ・ビットウェイ・ブックス (http://books.bitway.ne.jp/)
 ・楽天ダウンロード (http://dl.rakuten.co.jp/shop/rt/)
 ・パピレス (http://www.papy.co.jp/)
 ・シャープスペースタウン ザウルスセレクト文庫
(http://www.zaurusworld.ne.jp/menu/bunko/select-bunko/index.zhtml)
 ・デジパネットワークス (http://dl.digipa.com/ )
 ・まぐまぐプレミアム (http://premium.mag2.com/)
※シャープ製の携帯電話では、パソコンにダウンロードしてファィルをSDカードに保存して読むことができる機種があります。


斎藤武夫さんの授業が電波に乗ります


『学校でまなびたい歴史』(扶桑社)を昨年まとめられて、読者に深い感銘を与えた斎藤武夫さんの授業が、全国的な電波に定期的に乗ることになりました。

八月十五日の開局をめざして準備を進めているCS衛星放送「チャンネル桜」が、斎藤さんの授業に着目し、取材に訪れたのは昨年の秋でした。「鎖国」の授業が2時間、ビデオに収められました。

また、斎藤さんの著書をめぐって、斎藤さんと私と「チャンネル桜」の水島社長の鼎談が、同局の開局プロモーション番組としてインターネット上で流されました。その延長上で、斎藤さんの授業をシリーズで放映することになったものです。

テレビ番組で授業が取り上げられた例としては、NHKの「授業」というシリーズ番組があります。小学校の先輩で、各界で活躍している有名人が、母校に来て子どもたちに特設の授業をするという設定です。

こういう特別な形でなく、一人の教師の長期にわたる授業をまるごと定期的に放映するのは、テレビ放送が始まって以来、おそらく初めてのことではないかと思われます。

とはいえ、斎藤さんが勤務する公立の小学校に毎日取材に来てもらうのは難しいことですから、斎藤さんの教え子に生徒役をお願いすることにしました。斎藤さんの学級通信が「まほろば」というタイトルであったことから、斎藤さんは著書の中で、「まほろば第一世代」、「まほろば第二世代」とよんでいます。彼らは現在、高校一年生と、中学二年生になっていますが、世話役の生徒が呼びかけて、合計十五人ほどの協力者が集まりました。

その子どもたちを対象に、斎藤さんがテレビ局のスタジオで特設授業をして収録する手はずです。第一回目の収録は、八月二日午後に予定されています。この時、4時間分の授業をまとめ撮りする計画です。ただ、この日程は少しきつすぎるのが心配で、やってみて変更になるかもしれません。

放送は毎週1回、約1時間の定枠で放映されます。再放送もあります。また、土日にまとめて再放送する組み立てにもなっているようです。八月下旬に二回目の収録を行う予定です。収録が軌道にのれば、自由主義史観研究会の会員の希望者にスタジオ・ツアーをかねた授業参観が企画できればよいと私は考えています。


「チャンネル桜」とは


ここで、「チャンネル桜」の紹介をしておきます。正式名称は「衛星放送 日本文化チャンネル桜」といいます。この新会社の母体となっているのは、株式会社ウインズ・インターナショナルという会社で、日本で働いているフィリピン人を対象にした放送と、フィリピン在住日本人向けに行っている放送の二つの事業を成功させた実績があります。設立発起人には、自由主義史観研究会の発足時からの会員でもある高橋史朗明星大学教授も名を連ねています。

代表の水島総氏は、テレビ界の異才とでも言うべき方で、最近ではフジテレビ系列で放映された「特攻」という番組の構成・監督をつとめました。 タブロイド判の新聞サイズで出されている「チャンネル桜通信」第二号には、次のように書かれています。 《「日本文化チャンネル桜」は、我が国初の歴史文化衛星放送局として、また、真に不偏不党の公正なメディアを目指します。同時に、視聴者の皆様と共に、番組製作を通して、伝統文化の復興と保持を目指し、我が国の歴史をもう一度見直し、私たち日本人本来の「心」と「魂」の再発見を目指します。今、時代は日本国民の深い心の部分から、変わりつつあります。戦後五十九年、私達日本人が日本人として、その本来の在り方を静かに考え直す時代が、やっと訪れているのではないでしょうか。》

視聴料金は月額八八〇円で、放映されるすべての番組が視聴できます。

インターネットのホームページ:http://www.ch-sakura.jp

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