「ドル」基軸通貨見直し論が高まる

オバマ米大統領の一般教書演説:サブプライム問題以降のリセッションにっはいった米国経済。オバマ大統領は民主党逆風の中で苦悩しているようだ。どうなるのか強い米国と強いドル。FX投資家なら誰もが注目する一般教書演説をご紹介したい。オバマ米大統領は、25日の一般教書演説で、米経済が回復し、再び拡大していると強調し、超党派の取り組みを訴えた。予算の一部凍結を表明し、巨額の財政赤字削減に野党・共和党と共に取り組む姿勢も示し、国民の高失業率や財政赤字増加への懸念に応える。

米国大統領白書 第3巻

われわれは、銀行セクター、住宅市場、そして自動車産業の危機への対応に追われたが、さらにまた、広範な分野での経済危機に対応することを始めた。就任後1ヵ月足らずで、歴史上最も画期的な包括的景気回復策をわれわれは立法化した。それは、「2009年米国復興及び再投資法」である。復興法は、中小経営者や95%の労働者家族への減税をもたらしたばかりではなく、仕事を失った人や医療保険のない人々へ緊急救済を実施したし、長期にわたる成長への新しい基礎作りを行い始めたのだ。ヘルスケア、教育、インフラストラクチャー、そしてクリーン・エネルギーへの投資によって、復興法は、いままでにおおよそ200万人の雇用を救い、創出したし、最新のグローバル時代において繁栄するわが経済へ移行させるという困難な事業を開始した。

 

こうした諸手段によって、多くの人が恐れていた不況を無事回避したとわれわれは言うことができる。わが経済は再び成長している。最近3ヵ月の成長は、この6年間で最強のものだ。しかしながら経済成長が重要だとはいえ、職を失い、新たな仕事を見つけることのできない人にとっては、それは、何の意味もない。仕事を探しているアメリカ人にとって、良い職が唯一重要ないいニュースなのだ。われわれの仕事が完成から程遠いというのはそうした理由からなのである。

 

われわれが採用した手段によって、2009年第1四半期1ヵ月当たり69万1000人の雇用喪失を最近の四半期では6万9000人に減少させたというのは事実だ。しかし、雇用喪失の大波を食い止めるにはまだ十分とはいえない。 700万人以上の雇用が2年前に始まったリセッション開始以来失われてきた。これは、人間悲劇のひどいものというだけではすまされず、われわれがそこから抜け出さなければならない深刻な窮境なのだ。われわれが失った職に代わって、職を創り出すまでは、一つまり米国を職において取り戻さなければーわが政権は安穏とはできず、この復興は終了したとはいえない。

 

これが、わたくしが雇用に関する法律を通過させるべく議会に要求し続けている理由なのだ。わたくしは、雇用を生み出すために中小企業への税軽減を含む包括法案を提案しているが、それは、道路、橋梁、そして水道事業の建設を促進し、住宅所有者にエネルギー削減の投資インセンティブを創出するものである。というのは、この法律は、職を創出し、家庭にお金を節約させ、われわれの環境に害となる汚染を削減させるものだからだ。

 

民間セクターでの雇用を促進することは重要であるが、われわれは、教師、消防士、警察官のような公共サービスに従事する重要な人たちを解雇することを阻止する手立てをも講じている。しかし、彼らの職は、州・地方政府の予算不足によって危機にさらされている。もし手立てを講じなければ、失業を悪化させ、復興を妨げるだけではなく、わが地域を崩壊に導くこととなろう。つまり、われわれは、職を失った何百万人もの人たちを忘れることはできないのだ。復興法は、このリセッションによって最も深刻に影響を受けたこれら家族に援助を差し伸べたが、その援助は継続しなければならない。