「ドル」基軸通貨見直し論が高まる

オバマ米大統領の一般教書演説:サブプライム問題以降のリセッションにっはいった米国経済。オバマ大統領は民主党逆風の中で苦悩しているようだ。どうなるのか強い米国と強いドル。FX投資家なら誰もが注目する一般教書演説をご紹介したい。オバマ米大統領は、25日の一般教書演説で、米経済が回復し、再び拡大していると強調し、超党派の取り組みを訴えた。予算の一部凍結を表明し、巨額の財政赤字削減に野党・共和党と共に取り組む姿勢も示し、国民の高失業率や財政赤字増加への懸念に応える。

米国大統領白書 第4巻

同時に、危機が襲うかなり前から、中流階級の家族は、増大する重圧下にあった。何十年も政府は、経済の基礎的な弱点に取り組むことを怠ってきた。上昇するヘルスケア・コスト、外国産原油への依存の増大、将来の職のために子供たちすべてを準備させるに不十分な教育システムなどがそれだ。近年では、非常に豊かな人びとのために、支出や減税が認められ、それへの対応もなしにいたずらに負債が積み上がってきた。そして、ウォールストリートが、その結果を考慮することなしにギャンブルに明け暮れているあいだ、政府は知らんぷりを決め込んだ。

 

その結果、経済は、ほんの一握りの上層のためにはなったかもしれないが、すべてのアメリカ人家庭にとっては何も働かないに等しいものだった。来る年も来る年も、人びとは長時間働きづめで、彼らの愛すべきものから離れて時間を過ごしたのだが、所得は増加することなく、経済的保障は消え去ってしまった。わが国の成長は、維持されるこなくまた広範に共有されることもなかったのだ。賢明な考えと健全な投資によって力づけられた繁栄どころか、成長は、多くが消費者の借金とそれによる消費によってたきつけられた。

 

統計数値のもとには、米国中すべてから聞。及んだ困難の物語が秘められている。困難は、このリセッションが開始される2年前までにすでに始まっていた。多くの人にとって、アメリカン・ドリームとは、長らく一自身で道を切り開く機会があり、一生懸命働き家族を養い、大学や退職後のために貯蓄をし、家を持つーという意味だったのだが、それはどこかへ行ってしまった。そして、この意味で不安が、強い欲求不満と結びついたのだが、それは、政府が何も認めようとせず、また行動を起こして十分ケアするということもしなかったからだ。

 

こうした弱点によって、経済を、現在われわれが経験している種類の危機の影響を受けやすくしてきたのである。そればかりではなく、またこうした弱点は、経済の良いときにおいてさえも中流階級の家族へ十分な利益を作ってはこなかったことを意味するのである。典型的なアメリカ人家族は、何世代にもわたってその生活水準を上げることなく停滞を経験した。これがなぜ危機という帰結になったかの理由であり、そして、何もしない無為の年を重ねた後で明らかになったことは、もうわれわれはいつものとおり、普通に仕事に戻ることはできないということなのだ。

 

これが、なぜわれわれがこの危機に対応すべく努力しているときに、同時に繁栄のための新しい基盤を築くことを続けなければならないかの理由なのだ。中流階級が繁栄し、成長でき、もし好んで一生懸命働きたければ、いい職を見つけることができ、家も持て、子供を一流の学校に送り、質の高いヘルスケアを享受し、そし
て定年後の安定した生活を楽しむことができる、そうしたものを実現する基盤である。これこそが、アメリカン・ドリームの真髄なのだ。そして、これこそが、われわれの努力の中心にあって、この経済を立て直すだけではなく、前よりも強力に再建しなければならない理由なのだ。